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性教育におすすめな絵本:とにかくさけんでにげるんだ~性教育は自分を大切にするための教育

なかなか話題にも上がらない、性教育に関する話。世の中の親御さんたちは、どのようにお子さんに性教育をしているのかな~って気になりますよね。

性教育、と聞くと、なんだか恥ずかしいことを伝えなければならないような、そんな気持ちにさせられるから、できれば学校に全てお任せしたい…と思っていました。

そしてそんな気持ちになってしまうのは私だけではないはず。だからこの記事を書いています。

私は今30代最後の年を迎えたところですが、自分自身は性教育を受けた記憶がほとんどないんですよね。忘れてしまっただけかな、とも思ったのだけれど、調べてみたところ本の学校で行われる性教育は小学校で母体の中で命が育つ過程が、更に中学校になると、感染症やその予防に関して指導されるだけらしく、忘れてしまったんじゃなくて、性教育を受けていないに等しいということおようです。

自分がそんな感じなのに、『学校がちゃんとやってくれる』と思っているなんて、おかしな話なんですけどね(笑)。逃げ癖でしょうか(笑)

小さい子供の時期から性教育が必要だと思う理由

テレビを付ければ、性犯罪や未成年の妊娠、妊娠を人に相談できず、出産した赤ちゃんを死なせてしまうという悲しいニュース。

インターネットの普及で簡単に情報が手に入る便利な世の中になった反面、間違った考えや感覚を持たせてしまうような過激な画像や動画があふれ、正しい情報にたどりつくのがとても難しいのが今のこの世界。

子供が自分で自分の体を、そして自分の大切な人を守れるようにするために、やはり性教育は必要。私主導で、子供に正しい情報を伝えていきたいなと思ったのは数年前のことでした。

どう伝える?小さい子供への性教育

当時末っ子が幼稚園、長女・長男は小学校低学年という年齢だったのですが、どう切り出すべきなのか、そしてどのように話すべきなのか、すごく悩みました。

何から伝えたらいいのかがわからない、ということもあったけど、それ以上にやはり、恥ずかしい…という気持ちがぬぐい切れなくて。

そんな時、どうして性教育が必要だと思ったのか、初心に返ってみたのです。

私が性教育が必要だと思ったのは、子供が自分で自分の体を守れるようになってほしいから。そういうことが子供に上手に伝えられる本はないだろうか、と探して出会ったのが『とにかくさけんでにげるんだ』でした。

子供向け性教育絵本『とにかくさけんでにげるんだ』はどんな本?

『とにかくさけんでにげるんだ』は、日常生活で起こりうる危険とそれに対する対処法がストーリー仕立てで伝えられる絵本。文も子供向けに書かれているので易しいですし、絵があるからか、子供たちも引き込まれるようです。

知らない人に声をかけられる、というよく大人が子供に注意するシチュエーションはもちろん、親戚のおじさんから自分がされたくないことをされる、という子供の立場からすると想像しがたい、でも現実に起こっているようなシチュエーションも含まれており、加害者が知らない人には限らないことや、自分が嫌だと思ったことを親に伝えることの大切さを学べる内容になっています。

『とにかくさけんでにげるんだ』を読んだ時の子供の反応

絵のタッチは柔らかいものの、子供たちに気を付けなければいけないことがきちんと伝わるようで、読んでいると合間合間で『怖い、こんなことになったらいやだ』と子供の気持ちを言ってくれることもしばしば。

『怖いけど、こういうことがあるっていうことが分かったから、気を付けられる。だから大丈夫だよ』と話しながら読み進めました。

一緒に読んだ後は、いつでも手に取れるよう、本棚の子供の目につく場所に保管していたのですが、一番初めは一緒に、その後は目につく場所において、読まなくても内容を思い出せるようにしていたのですが、何かと子供が本を手に取って、自分で読む姿が見られました。それくらい印象的な一冊だったのかなと思います。

理想は性教育を日常の会話に組み込んでいくこと

性教育』というと、何を、どこからどこまで話せばよいのか戸惑うと思うのですが、『自分を大切にするための教育』としてとらえると、私は子供たちにどう働きかけるかを考えやすかったなと思います。何を話したいかが明確になるだけで、全然違った。

そして『自分を大切にするための教育』を目指す人たちのために準備された書籍が結構あります。『とにかくさけんでにげるんだ』は、その中でも低年齢向けの絵本で、子供に自分を守る術を教えていくうえで、ちょうどよい導入になると思います。

親子共々、安心して生活していくためにも、体のことや、その守り方を正しく知っていくことはとても大切。性教育が日常の会話に組み込んでいけるのが理想的だな~と思いながら、私も頑張っています。

もし躊躇されている方がいたら、この絵本を手に取ってみてください。よいきっかけになることを祈っています(^^)