2024年になりましたね。本年もよろしくお願いいたします(^^)
普段と変わらぬ1日なのに、新しい年を迎えたというだけで、気持ちが一新されたように感じた元旦。
そして、大きな揺れに驚き、日々更新される被災地の情報に心が締め付けられたお正月休み。
被災された方々、ご家族・お知り合いが被災地におられる方々は、いまだ、大変苦しい思いをされているのだろうと察します。
1日でも早く、心と体が休まる日々が来ることを願っています。
災害伝言ダイヤル(171)とは
今回の地震を受けて、ふと、前々から子供たちと「お互いが離れた場所で何かあった時はこれを使おうね」と話し合ってきた災害伝言ダイヤル(171)のことを思い出しました。
「災害用伝言ダイヤル(171)」は大規模な災害が発生した場合にのみ利用できる電話番号で、被災地の方々が安否情報などを録音・再生できるボイスメールとして利用することができる、NTT東日本とNTT西日本が提供しているサービスです。
大地震や大規模な災害が発生すると、安否確認の電話が急増し、通信が混雑してつながりにくくなりますが、そんな中でも自分の安否や居場所を伝えたり、逆に相手の安否や居場所を確認することに使うことができるのです。
前に調べた時からかなり時間が経っていたので、再度使い方を復習して子供たちに伝えようと調べていたところ、なんと体験利用できる日が設定されているではありませんか。
災害伝言ダイヤルの使い方
上記画像の通り、災害伝言ダイヤルの利用は電話番号「171」に電話をかけるところから始まります。
「171」にかけると自動音声が流れ、そのガイダンスに従って番号を押したり、電話番号を入力したりして進むことで、メッセージの録音や再生ができます。
災害伝言ダイヤルを体験利用できる日
災害伝言ダイヤルを体験利用できる日は下記とのこと。月に2回は体験利用できる日があるので、都合をつけやすいですよね!
- 毎月1日,15日 00:00~24:00
- 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
- 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
- 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
出典:災害用伝言ダイヤル(171)体験利用のご案内 | 災害対策 | 企業情報 | NTT東日本 (ntt-east.co.jp)
災害伝言ダイヤルを使うにあたって行っておくとよいこと
使用方法のパンフレットを印刷しておく
「171」に電話をかけて、音声案内に従って番号を押して行けば、録音・再生が行えるのですが、ざっくり流れが分かっておいた方が使いやすいです。
NTTの災害用伝言ダイヤルのページに、伝言ダイヤルの使い方のパンフレットがPDFで提供されているので、こちらを印刷しておくと安心です。
体験利用後は、日ごろ持ち歩くようにしておけば、いざと言う時に安心かと思います。
私は子供の分を印刷し、私の電話番号(こちらが次に説明する代表番号となります)を記載したものを持たせています。
【NTT西日本】災害用伝言ダイヤル(171)の災害の備え・対策サイト - 通信・ICTサービス・ソリューション (ntt-west.co.jp)
代表番号を決めておく
災害用伝言ダイヤルは、電話番号をキーとしてメッセージの録音・再生を行うサービスです。
例えば、私が自分の電話番号に録音した場合、夫は私の電話番号をキーとして入力すると、私が録音したメッセージを再生できる、ということになります。
もし、代表番号を決めずに、それぞれが自分の電話番号をキーとしてメッセージを録音した場合、メッセージの在りかがばらけてしまうのです。
メッセージが複数の番号にまたがって録音されてしまうと、それぞれの電話番号を入力して再生する必要性が出てくるので、家族間で代表番号を決めておくことをおすすめします。
例えば我が家は私の電話番号を代表番号とすることに決めており、子供たちと夫には、万が一災害用伝言ダイヤルを使うことになった場合は私の電話番号を使おう、と伝えています。
また、遠方の家族に対しても、万が一我が家が被災した場合は、私の番号をキーに伝言を再生してほしいと伝えています。
録音する内容を決めておく
NTTのホームページによると、伝言録音時間は30秒とのことです。
特に、電話に慣れていない子供は、171に電話をかけたはいいけど、何を言えばいいの!?という感じになると思うのです。
ですので是非、録音する内容を決めておかれることをおすすめしたいです。
ちなみに我が家は「無事は分かったけど、どこにいるの!?」とならないように、171に録音する内容は「自分の名前・誰とどこにいるか」を録音するよう伝えています。
災害用伝言ダイヤルを使えるよう、家族で練習しよう
いざと言う時は気持ちが焦ったり、慌ててしまったりするもの。防災用品をそろえたり、食料を備蓄したりと、物質的な備えを行うと同時に、防災に関する知識もインプットしていきたいですよね。
体験利用日がたくさん設けられているので、是非ご家族やお友達とも練習してみてくださいね(^^)
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