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【引っ越し・転校】子供の友達作りについて~実践我が家がしたことをご紹介

すっかり春ですね。子供たちも春休みに突入し、気持ち良い気候の中、普段より遅起きできる毎日を楽しんでいるのではないでしょうか。

 

さて今回のテーマは、

引っ越し・転校した時の子供の友達作りについて

です。

 

実は我が家は数か月前に引っ越しをしたばかり。子供たちは年度途中で転校を経験することになりました。それはそれはドキドキしていました…子供以上に親である私が(笑)。

 

でも登校する日が近づくごとに、子供たちの不安と期待の入り混じった気持ちが私の気持ちを追い越していくのを感じました。新しい環境に飛び込んでいくのは子供たちですから、当然なのですが(^^;;

 

我が家のような転校の時だけではなく、進学やクラス替えなど、子供の生活環境が変わるタイミングは、子供自身が不安や心配を抱えるのはもちろん、親としても自分の子供が周りの人たちと心地よい関係を築けているかがとても気がかりになりますよね。

 

学校から帰ってきたときに、何となく前より元気がなかったり、

次の日に学校に行くことが億劫な雰囲気があったり、

会話の中に、お友達の名前がほとんど登場しなかったり…

 

そんなお子さんの様子に気づいたら、親としてどんなアクションをとりますか?

 

私は自分の子供のこのような様子に気づいて、どのように話を聞いてあげればよいのか、そして状況改善のために家庭でできることが何なのか頭を悩ませました。でも子供と向き合い作戦を立て、それに沿って子供がアクションを起こした結果、今お友達の輪が広がってきています。

 

短期間で効果がみられたので、私たちが実践したことをシェアさせていただきますね。

 

こちらの記事では、我が家が行った 子供が転入先の学校で友達を作るためのサポートについてお伝えしていきます。

 

我が家の状況~打ち明けやすい状況を作る~

新しい学校に通い始めて、我が家の食卓ではよく友達について話す機会が増えました。

 

我が家には3人の小学生がいるのですが、そのうちの1人の話を聞いていると、なんとなく溶け込めてないのかな、という雰囲気がありました。加えて 以前の学校では嫌がらなかった登校を、新しい学校では憂鬱そうにするようになったことから、親としてどうアクションを起こしていくか、思考を巡らせていました。

 

率直に聞いてしまいたいとは思いつつ、あまりにも根掘り葉掘り聞いたら、逆に話したくなくなってしまうのかな、と思うと、なかなか話を切り出せず...

 

そのような状況だったので、まずは少しでも相談しやすい環境を作ることができれば、と思いながら、毎日何かと『友達』を話題にして、子供たちの一日について話を聞いたり、自分の友達に関係する経験談を話したりして過ごしていました。

 

そしてある日、昔私が転校して3か月だけ通った学校でとても仲の良い友達ができて、その後進学先がばらけても、さらに社会人になっても時々会って遊んでいた話をした時に、子供が口を開いたんです。

 

『たった3か月しか一緒に学校行ってないのに(そんなに仲良くなれたの)?

 どうしよう、自分はもうすぐ3か月経つけど、

 全然みんなと仲良くなれてない…(;´・ω・)』

 

話してくれてよかった…!というのがまず思ったこと。こういうことを打ち明けるのはとても勇気がいるものですもんね。

 

打ち明けてくれたことをきっかけに、それから毎日学校の状況や友達関係についてたくさん話をしました。不安な想いもしっかり聞いて、辛い環境で頑張ってきた子供に自分なりに寄り添って。

 

 

友達作りについて話し合えるようになってから家庭で実践したこと

子供が状況を打ち明けてくれた、ということで、ここからいよいよ我が家で実践したことを紹介します。

 

友達作りで実践したこと① 子供の困りごとを把握する

まず実践したことは、どんな時に困っているかの確認です。親は実際に現場にいるわけではないので、子供とお友達との距離感はもちろん、友達と話ができるタイミングやクラスそのものの雰囲気もわかっていないので、とにかくまずは子供が問題と感じている状況を把握しました。

 

『休み時間に自分だけ1人ぼっち』

『グループワークの時に入るグループがない』

『授業の合間が苦痛』

 

こんなことが考えられます。

 

困っている状況を具体的に確認しておくことで、こちらも状況を想像できますよね。状況を想像できると子供の気持ちに寄り添えます。また、状況を想像できれば解決に向けたアクションを考えやすくなります。

 

友達作りで実践したこと② 友達にどんなふうに接しているか振り返ってみる

次に行ったことは、普段子供が友達にどんなふうに接しているかを一緒に振り返ること。

 

『どんなふうに友達に接しているの?』と聞いてしまいそうなところですが、アドバイスに有効な答えが返ってくるか怪しいですよね。自分を客観的に見ることって難しいものなので…

 

ですので私はまず、子供が普段どんな態度で過ごしているか、周りの人にどう接しているか、思い返してみました。なんとなくできていることとできていないことの想像ができませんか?

 

その中で友達作りに欠かせない行動をピックアップして、できているか順番に聞いてみてください。できていない行動は今後の行動目標になります。

 

 

例えば、挨拶が苦手な子だったら、『朝学校でみんなに会ったときに挨拶してる?』と聞いてみるといいと思います。挨拶できていなかったら、それが友達作りに向けて始めるべき行動目標の一つとなります。

 

ちなみに私が思う友達作りに絶対必要な行動は

・笑顔

・挨拶

・相手の発言への反応

と考えています。

 

友達作りで実践したこと③ 毎日の行動目標を設定する

今後の行動目標が明確になったら、次は毎日の行動目標を設定しました。どーんと一週間分作るのではなく、1日ごとに様子を見ながら設定すると、子供に過度なプレッシャーを与えずに済みます。

 

例えば

『今日は朝教室に入ったら、きちんと挨拶をする』

『笑顔を心がけて、話しかけやすい人の雰囲気を真似てみる』

  話題を決めておいて、仲良くなりたい人に聞く

などが毎日の行動目標になります。

 

我が家では、1日1つの目標からスタートして、それが実践できなかった日は目標を次の日に繰り越したり、余裕が出てきたら1つ目標を追加したりするなど、学校から帰宅した子供と話しながら臨機応変に目標を設定しました。

 

『友達作りで実践したこと①~③』を行った結果

子供が学校で挨拶をしたり、仲良くなりたいと思っている相手にアクションをとった結果、アクションをとった相手の子だけではなく、その他の子も『一緒に遊ぼう』と言って声をかけてきてくれるようになったそうです。一緒に行動目標を立て、学校で実践し始めてから、たった2~3日後のことでした。

 

誰かに挨拶をしたり、話しかけたりする姿を見て、他の子たちも『あの子はみんなと友達になりたくないわけじゃないんだ!』と思ったのではないかと思います。要はみんな、『一人でいたい子かもしれない』と気を遣ってくれていたのでしょう。

 

アクションを起こしてから2週間後には、クラスの子たちと関わる機会が大幅に増えたようです。4月にクラス替えになっても、自分が取るべきアクションが分かったからか、心軽やかに過ごしている様子です。

 

アクションを起こすことの大切さ

もし今お子さんが友達作りに困っていたら、それは友達の存在の大切さに気付けているということです。それって、とても素敵な気づきだと思います。きっとお友達になった相手を大切にできる子なのだろうと思います(^^)

 

待つことで得られるものもありますが、アクションを起こすことで得られるものは結果以上だと思います。少しずつ会話を重ねながら子供が自ら打ち明けやすくなるようなタイミングやきっかけをいくつも作って、一緒に考えながら、乗り越えられることを祈っています。