ゴールデンウィークも終わり、日常が戻りつつあります。我が家は来週初めまで家庭訪問の時期で、子供たちが毎日早々と帰宅します。なんとなく慌ただしいですが、普段学校に行ってる時間がずいぶん長いように感じるので、たまにはこうして早く帰宅して、遊んだりできる時があるのもいいな~と思いながら過ごしています。
しかし子供たちが早く帰宅する、というだけでなぜこんなにも慌ただしいのか(笑)3人とも小学生に上がったとはいえ、何かこちらのことをしようとしたタイミングで呼ばれる不思議。いつもタイミングが悪いように感じてしまう(笑)
料理貯金とは?
そんな、思うように時間を過ごせない時に助けてくれるのが『料理貯金』。作り置き、と言えるほど大そうなものではなく、できる時にプラスアルファやっておいた調理途中の食材たちやちょこっと多めに作ったおかずのことをそのように呼んでいます。
ちょっとカットしておく。
ちょっと茹でておく。
ちょっと多めに作っておく。
このちょっとプラスアルファでやっといた『料理貯金』を、翌日(あるいはそれ以降)に引き出して使わせていただく、というわけです。
料理貯金の良いところ
料理は日々のこと。しかも休みとなると何回もやることになります。作る人も片付ける人も大変です。
家族のために栄養のあるものを…と、本当はゆっくりしたいと思っている中頑張ってしまって、結果的に自分の心と身体を疎かにするのはあまりに悲しい。
料理貯金の良いところ①調理の手間を省いてくれる
料理貯金はそんな時に冷蔵庫の中から顔を出して、『助けるよ~!』と言ってくれる頼もしいやつなのです。料理貯金があると、ちょっとだけ調理が終わっているから、『ここからだったら頑張れそう!』と思えるから、気持ちよく、しかも短時間でその日の食事作りができるのです。多めに作ったおかずがあれば、それも一品になるしね!
料理貯金の良いところ②片付けの手間を省いてくれる
しかも料理貯金は片付けの手間も省いてくれます。例えばお肉や野菜をカットした時にまな板や包丁を洗う手間。2回分の量を一気に仕上げたら、それだけで手間は半分。個人的に、お肉を切った後のまな板を洗うのが好きではないので、私はお肉は結構たくさんまとめて切っています。
料理貯金の良いところ③無駄を省いてくれる
さらに料理貯金は、できる時に、プラスアルファ程度に下ごしらえされている食材たちなので、無駄にストックされて余ることがないのが利点。意気込んで作った作り置きおかずは、食べきれずに余って、そのまま傷んでしまうこともありますが、料理貯金は何かのついでにちょこっと貯めて、並行してちょいちょい使うので、エコなのです。
料理貯金のコツ
作り置きのレシピを読みあさっては作り置き生活に挑戦したこともありましたが、これがなかなかうまくいかない。私の三日坊主な性格のせい、というのもあったと思うけど、一番の原因は食材とメニューだったかなと思います。
料理貯金のコツ①普段頻繁に使う食材を使う
家庭によって、頻繁に使う食材や登場頻度の高いメニューは違うもの。よく作るメニューであれば、レシピを見直す手間もなく、調味料も目分量で作ることができるので、気持ち的な負担が少なくて済みます。
なので、料理貯金する食材は基本的に、家庭で頻繁に使う食材、とします。そうすると疲れているときに料理貯金を活用しやすく、心と体の負担も減ります(^^)
料理貯金のコツ②凝ったことはしない
料理貯金を使う時、自分がどんな状態かを想像してみると、やはり疲れているときや、食事の準備を手早く楽に済ませたいときなんですよね。だから、凝った料理貯金をしても、正直使えなかったりします(もちろん、完成系おかずを多めに作るのであれば話は別ですが)。
メニューが限定されるような下味をつけておくよりも、シンプルにカットしただけとか、茹でただけとか、素材に近い状態のもののほうがどんなメニューにも使いやすく、おすすめです。
料理貯金のコツ③躊躇せず使う
せっかくの料理貯金。使わず貯めるのはNGです!どんどん使って、回すのがコツ。そうしているうちに料理貯金の板についてきて、自分に必要な食材や量も明確になってくるし、何より鮮度がいいうちに使った方がおいしいです(^^)
料理貯金の例
家庭によって料理貯金に適した食材や調理例は異なると思いますが、参考までに私が行っている料理貯金をご紹介しますね。
料理貯金の例①鶏の胸肉:カット&塩こうじ漬け
写真は、間違えて鶏の胸肉の大量パックを2パック買ってしまった時のものなので、結構な量ですね…
いろいろ使えるよう、切り方を変えて、塩麹コーティングして長期保存&旨味倍増を狙います…!
そのまま焼いて使ってもいいし、片栗粉をまぶして揚げてもおいしい。蒸してバンバンジーにするのもよし!今回はありませんが、普段は大きくも小さくもないサイズにカットして、シチューにもチキンライスにも使えるようにしたりしています。
料理貯金の例②キノコ類:カット
キノコは食べやすいようにばらして、ちゃちゃっとお味噌汁に入れられるように。以上(笑)
一番右のはほうれん草。
料理貯金の例③おあげ:油抜き&カット
油抜きしてカットしたら、冷蔵か冷凍します。我が家は一週間以内に使い切ってしまうので、冷蔵することが多いですが、賞味期限が近い場合は冷凍しています。
油抜き不要のおあげだったら、1工程省けるのでうれしいですね(^^)
おあげはキノコと並ぶ、お味噌汁のお助けマン。ですが、それ以外に和え物や煮物にも使います。どんな料理も、カット方法はワンパターンで違和感なく使えるのがいい!
料理貯金の例④ほうれん草:茹でる&カット
ほうれん草は茹でて絞って切っただけ。面倒なので、2パック買って一気に茹でて、半分は冷蔵、半分は冷凍したりします。
冷凍ほうれん草は、温かいシチューにそのままポンと入れたり、解凍してお浸しやツナマヨ和えにしておかず一品に変身させたり、重宝します。
料理貯金の例⑤きゅうり:カット&塩こうじ(or塩)
きゅうりって、単品で買わない限り、たいていは数本セットになって販売されていますよね。これを一気に、切り方を変えて保存しておいておくだけでめっちゃ楽!
私がきゅうりを購入するときは、たいてい1つはメニューが決まっているので、そのメニュー用に切ったら、残りは①千切り ②輪切り ③ざっくり斜め切り のどれかにして、塩こうじに漬けています。
①の千切りの場合はナムルに使えるし、②の輪切りの場合はサラダに使える(マカロニサラダにも、ポテトサラダにも、酢の物にも使えるありがたい切り方!)。
③のざっくり斜め切りにしたものは、浅漬け的に、朝ごはんのおともにしたりしています。これ、おいしいんですよ~(^^)
明日の自分に料理貯金☆
料理貯金の合わせ技でお味噌汁とおかずが一品作れたら、あとはごはんと納豆で完成!ごはん終わってちょっとまだ足りないな~って思ったら、クッキーでも出してきてデザートに食べれば、とっても満たされると思います◎手作りの食事の栄養と、食後の甘いもので身も心も充電すれば、夜も穏やかな夢が見られそう(^^)
食事の支度をするときのプラスアルファの行動が料理貯金になって、きっと明日の自分を助けてくれますよ(^^)
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