4月に酒粕とのご縁を感じ、すっかりはまってしまった私だったのですが、5月は自分の内面と向き合うのが忙しく、酒粕との距離感ができてしまっていたような気がします。
しかし先日、無印良品に出かけた際、また出会ってしまったのです、酒粕と。
以前住んでいた地域の無印良品には、酒粕はなかったような…無印良品って、こんなものまで取り揃えているんですね。運命の再開(？)を果たした気持ちで、もちろん、連れて帰りました。
次は酒粕で何を作ろうか、と考えてきたときに、そういえば作りたいと思っていた酒粕チーズケーキ作ってなかった！と気づくと同時に、以前いただいた酒粕チーズケーキが、結構アルコール感が強かったことも思い出しました。
酒粕って、とっても体にいいんですよね。タンパク質でありながら、食物繊維のような働きもしてくれる上、どうやらビタミンやミネラルまで含まれているのだとか。だから、せっかく作るなら、子供も食べられるような味わいに仕上げたいわけです。もちろん、加熱せずに食べたほうが酒粕に含まれている栄養素がそのままいただけるわけなので、酒粕のアルコール度数は8％もあるらしく(^^;; それなら加熱して、残った栄養素をいただく形で十分かな、と思っています。
酒粕のアルコール、どうやって飛ばす？
酒粕に含まれているアルコールをいかにして飛ばせばいいのか、ですが、いくつか方法があるようです。共通するのは、どれも『加熱する』ということ。
方法①お水と一緒に鍋で煮る（～1時間程度）
方法②蒸す（～30分程度）
方法③レンジで加熱
方法①と③の場合は、焦げないようについていないといけないし、③は手軽なようで、何回もレンジから出しては混ぜ…ってやらないといけないみたい。私は断然、方法②蒸すがいいな～！ということで、さっそくやってみました。
蒸して酒粕のアルコールを飛ばす！
まずはこんな感じで、カットした酒粕を蒸し器に並べました。面積増やした方がアルコール飛びやすいかな～と思って、珍しく細かめに切りました。下にひいてるのはさらし。クッキングシートよりエコ(^^)
さらしで包み込んで、中火で25分加熱。その間私は、フィカスのお手入れ＆紅ショウガの仕込みをしました(^^)ほったらかし万歳！！
蒸した後の酒粕はいかに・・・
蒸し終わってふたを開けた瞬間、ふわっとアルコールの香りがしましたが、強烈な感じではなく、柔らかくて優しい感じ。これは期待できるぞ！と思いながら箸でつまみ出そうとしたら、柔らかすぎてつまめませんでした(笑)
かなり柔らかかった＆蒸気を含んでいるような気がしたので、さらしごと軽く絞ってみました。目地から漏れ出たら残念すぎるので、本当にそっと、軽く水分を落とす程度に。
絞り汁、化粧水にならないかな？一応瓶に入れて、冷蔵庫で保管。
そして、メインの酒粕はどうなったか、というと、こんな感じです！
さらしにはほとんどつかず、きれいにまとまってくれました。重量は蒸す前が200g、蒸した後が190gくらい（忘れた(笑)）。使いたい重量＋αの量で蒸すとよいかと思います。
蒸し終わった酒粕の味～アルコールは飛ばせているのか？
明らかに状態が変わった酒粕。それぞれ食べてみると全然違う！蒸した後の酒粕もアルコール感は残っているのですが、蒸す前の酒粕のような刺激は全くなく、単体で食べるのでなければアルコールの心配はしなくてもよいレベル！
食感は、当然ですが、柔らかい(笑)加熱せず、そのままの状態で使う酒粕は、お菓子作りなどで使うとき、まずは水などで溶いて柔らかくする必要がありました。蒸した後の酒粕はそのまま使える柔らかさなので、まとめて蒸してアルコール飛ばしておけば、『酒粕でなにか作りたいな～』と思った時にひと手間省けて便利だなと思いました(^^)
なお、蒸す前の酒粕から食べると口の中に刺激が残って、蒸した後の酒粕を食べても刺激があるように感じてしまうので、蒸す前と蒸した後の酒粕を味見する場合は蒸した後の酒粕から食べてくださいね(^^)
酒粕のアルコールを飛ばすと酒粕料理の選択肢が広がる！
酒粕を加熱することによって、8％ほど含まれていたアルコールは2％程度まで減少するそうです。完全に飛ばすことはできませんが、2％まで飛ばすことができたら、かなり料理の選択肢が広がりますよね！
さぁ、私はこの蒸し酒粕を何に使おうかな～♪またシェアさせていただきます(^^)
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