先日塩こうじと酒粕に漬けて下ごしらえをした鶏のもも肉、どんな食べ方をしてもおいしいのですが、シンプルに焼いて食べることにしました。
塩こうじも酒粕も、そんなにたくさん入れていなかったのですが、味が薄かったら後で塩かければいいか~ということで、特に何かを加えることも、逆にこうじを洗い落とすこともせず、そのまま焼きました。
ところで皆さん、お肉を焼く時って、何で焼いていますか?
我が家はテフロンフライパン、鉄製フライパン、グリル、ホットプレートなど、その時の気分と食事するメンバーによって様々なのですが、ふと思い立って、鉄製フライパンとテフロンフライパンで焼いてみて、味比べしてみよう!ということになりました。
気になる焦げ付きはテフロンも鉄製も一緒
塩こうじに漬けた鶏肉、とっても好きなのですが、こうじが付いたままだとどうしても焼き色が濃く仕上がってしまいますね。それどころか、少し焦げてる?(笑)
洗い落としたほうがいいのかなぁ、と思いつつ、もったいないな~と思ってしまい、いつも洗わずに焼いています。
鉄製フライパンのほうが焼き色がつきやすい印象だったけれど、こうして比べてみると大差ないですね。
味わいには明らかな差がある!!
過去にテフロンと鉄製のフライパンで味比べをしたことはなかったのですが、鉄製のほうがおいしく仕上がるという印象はありました。
火の通り方が違うからだと思うけど、野菜は特に、すごく食感・味わい共においしく仕上がるなと思っていて。
で、今回鶏肉を鉄製とテフロンで焼いて食べ比べたところ、やはり予想通り、鉄製のほうがおいしかった!
大きな違いとしては、お肉の臭み。鉄製のフライパンで焼いたお肉は、お肉の臭みがない。テフロンで焼いたお肉は、おいしいけれど、臭みが残ってる。
食べ比べてみると、驚くほど違いは明らかでした。
また、テフロンで焼いたお肉は、ちょっと水分が多いようにも感じました。例えば野菜炒めを作る時、テフロンだと少しべちゃっとしてしまうことがありますが、お肉でも同じようなことが起こっているのかなと思います。
火の通し方って、ものすごく食材に影響するんだな~と実感。
鉄製フライパンはくっつく?
とはいえ鉄製フライパンって、扱いが難しいイメージですよね。
結論から言うと、やはりテフロンのほうがくっつかない。テフロン、すごいな~って思います。するっと取れますものね!
実は私(というか、夫と言った方が正しいかな)、以前デバイヤーというフライパンを購入し、使ったのですが、うまく扱えず、やたら焦げ付くし、エイジング処理もうまくできず、投げ出してしまった過去があります(笑) 重いしね…扱いづらいんです…
しかもテフロンに慣れていると、お手入れが面倒なんですよね…扱いづらく、愛着がもてずにいるものをお手入れするのって、結構エネルギーがいりますよね(^^;;
そんな私たちだったのですが、このデバイヤーを購入する前から予約していた鉄のフライパンがあって…
錦見鋳造の魔法のフライパンという商品で、実は手元に届くまでに3年待ちました(笑)サイズは3種類で、24cm(11,000円)、26cm(13,200円)、28cm(15,400円)。全てIH対応です。※価格は2024年5月時点のものです。
見ていただくと分かるのですが、楽天やアマゾンだとすぐに手元に届く代わりに、価格が結構高くて。我が家は気長~に、順番待ちをしました。
思い立った時を大切にする、ということ
味比べ、できてよかったな~(^^)自分の好きな味や道具を改めて認識できると、これから描くキッチンでの時間が少し豊かになる気がします。
ただ、味比べって楽しいのですが、例えば洗い物が倍になることや、料理によっては複数回作らなく手はいけないことを考えると少し面倒なのも確か(^^;;だから普段はあまり、そんなことはしていません。
なぜこのタイミングだったのか。
正直、特別に時間に余裕があったわけではなく、何なら普段よりも夕ご飯の時間が押していたので、のんきなことをしたものだな~と思います。
でも、思い立った時って、すごく貴重かつ大きなチャンスだと思っていて。多分それは、その時の自分に必要なことなのだと思うんです。
だからそういう感覚が降りてきたときは、時間とかエネルギーとかは気にせず、気のおもむくままにやってみようと、ここのところ思うんですよね。この日がまさに、そういう日でした。
そしてやはりその感覚、正しかったな、と思います。
五感を研ぎ澄ませ、直感に敏感に、素直になること。もっと深いところの自分とつながるようで、人生の味わいも深まる気がする初夏。