日々の暮らしのお福分け

料理・子育て・エコを中心とした今よりちょこっと暮らしを豊かにするブログ

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ヘチマを育ててみてほしい!自家製ヘチマスポンジでエコを楽しむ

何年か前から、夏になるとヘチマを育てるようになりました。

ヘチマ、一応食べられるらしいのですが、我が家では食用ではなく、ヘチマスポンジを作るために育てています。

ヘチマスポンジ、最近は雑貨屋さんなんかでも置いているので、聞いたことがある方・見たことがある方も多いのではないかと思います。

形も様々で、長いままのもの、カットしたもの、四角いスポンジらしい形状のものなどがあり、各々の好みや使い勝手で選べるのもいいですよね。

でも、ヘチマスポンジ、おうちでも作ることが可能なのです。

ヘチマってとても強い植物で、ほぼほったらかしで育つので、育てる過程はもちろん、スポンジにする作業もすごく簡単なんですよ(^^)

ヘチマを育てるのは簡単

ヘチマの種、ホームセンターで探したこともあるのですが、見かけたことがありません。

なので、はじめは種をお持ちではないと思うので、ホームセンターや種苗店でヘチマの苗を販売していることがあるので、苗を購入してプランターやお庭に植えてみてください。

ヘチマは丈夫だし、結構たくさん実がなるので、苗ひとつでも十分なのですが、万が一枯れてしまった時のために、ふたつ購入されてもいいかな、と思います。

2年目からは、ご自身が収穫したヘチマの種を使って芽出しすれば、苗の購入は不要です(^^)

庭やプランターに種をまいても出てくると思いますが、私は念のため、上の写真のように、小さなポットで芽出ししています。

検索すると、詳しい育て方がたくさん出てくるので、それをご覧いただくのが良いかな、と思いますが、基本、水やり以外何もしなくても大きくなります(笑)

唯一、つるがどんどん伸びるので、支柱を立てて、ネットを作ってあげる必要がありますね。

お庭にスペースがあるのなら、地面に直接伸ばしていくのも良いかもしれませんが、実ができた時、地面に接している方が腐ってしまうことがあります。多分その時の雨量とか、湿度にもよるのだと思うのですが、ネットに吊るすと風通しがよく、気持ちよく育つのだと思います。

ヘチマスポンジの作り方

ヘチマスポンジの作り方は、私が知る限り、水に漬けて放置する方法(笑)、茹でる方法、何もせず放置して乾かす方法の3通りがあります。

ひとつめの水に漬けて放置する方法は、臭いがすることがあるらしく、私は試したことがありません。(良くも悪くもにおいに敏感なのです ^^;; )

茹でる方法と、何もせずに放置して乾かす方法は試したことがあり、やはり楽なのは何もせずに放置する方法でした。

これは、収穫したヘチマをそのまま放置して、からからになったら、外側の皮をぺりぺりむく、という方法です。からからになると、中の種が「カラカラ」と音を立てて、からからの状態をお知らせしてくれます(笑)

水も電気もガスも使わない上、中の種は翌年用にとっておくことができるので、おすすめです(^^)

茹でる方法は、好きなサイズにカットして、茹で、ぬめりを洗い流したものを乾燥させる方法です。

この場合は加熱するので、中の種は使用することができなくなってしまいますが、放置して乾燥させる方法に比べるとスポンジの色がきれいなので、人にプレゼントしたいとか、石鹸置きとして活用されたい場合は、茹でて作る方法がよいかもしれませんね。

ヘチマ収穫のタイミング

個人的に、ヘチマ収穫のタイミング、難しいな~という印象です。

ヘチマスポンジを見たり、触ったりしたことがある方は分かると思うのですが、結構繊維がしっかりしているんですよね。

繊維が太く、強くなってから収穫するのがポイントなのですが、なんせ中が見えないので、分かりづらいのです。

実は昨年、茹でる方法でヘチマスポンジを作ったのですが、一番初めに収穫したものは若すぎて、どろどろの物体になりました(笑)

大きくなったからもういいかな!と思って収穫したのですが、大きさの問題ではなく、ポイントは色味と重さでした。

もしそのまま乾燥させて皮をめくるのであれば、茶色くなるまでぶら下げておいてOK。茶色くなったものを収穫し、さらに乾燥させる方法で大丈夫です。

茹でる場合は、茶色くなったもので作ってもOKなのですが、茶色くなったものは繊維の色も濃くなるそう。茶色っぽくなったタイミングで収穫するのが良いかなと思います。

また、実を手で持ってみて、水分が抜けて、重みがなくなってきていることも確認するとよいです。

ヘチマスポンジの保管

できあがったヘチマスポンジは風通しよく保管すれば1年以上きれいな状態でおいておけますよ(^^)

私はいらない箱の中に入れて、蓋をせずに棚においておいたり、布製の袋の中に入れて引き出しの中で保管したりしています。

ヘチマスポンジの廃棄

ヘチマスポンジの良いところは、ごみとして捨てなくてもよいところだと思っています。

ヘチマは植物なので、そのまま畑やお庭に捨てることができます。埋めておけば勝手に分解されます(^^)

我が家はナクスルというハイブリッド式のコンポストを使用しているのですが、ヘチマはかなり繊維が硬いし、絡まった状態だと分解されにくそうなので、細かくちぎってナクスルに投入し、堆肥化しています。

畑にそのまま捨てるより分解が早いかな、という予想のもとナクスルに入れていますが、そのまま外にポイっとしてしまったらよいと思います(^^)

【参考】ナクスルに関する記事はこちら

ofukuwake-life.hatenablog.com

ofukuwake-life.hatenablog.com

ヘチマスポンジはマイクロプラスチックが発生しない

個人的にヘチマスポンジの素晴らしいポイントだな、と思っていることの1つに、マイクロプラスチックが発生しない、という点があります。

一般的にお店で販売されているスポンジの多くは、プラスチック製品です。

なので、洗うたびにプラスチックが水に流れていっている、と言うことになります。

また、洗った時に発生したプラスチックが食器に残っていた場合、それを取り込んでしまうことにもなりますよね。

プラスチックのスポンジは汚れを落としやすいような工夫はもちろん、かわいいものやおしゃれなものも販売されていて、よく考えられているな、と思うのですが、自然への配慮に関しては、ヘチマスポンジには敵わないと思うのです。

そして意外にも、ヘチマスポンジの洗浄力はすごいです。それこそ、プラスチック製スポンジに匹敵すると私は思っています。

自分で育てたものを使う豊かさ

お店に行くといろいろと目新しいものがあり、購買意欲も上がり、楽しいひと時を過ごすことができるのですが、同様に、時間をかけて自分で育てた植物で、自分が日常的に使うものを作るという経験にも、計り知れない豊かさがあるな、と感じます。

私は今、昨年作ったヘチマスポンジを使いながら、「1回目はどろどろのスポンジになったな」と思い出したりするのですが、失敗をぷぷっと笑いながらキッチンに立つ時間に、何とも言えない幸せな空気感を感じるんですよね。

そういう空気感、これからも増やしていきたいなと思います。

脱線しましたが(笑)、ヘチマ栽培、そしてヘチマスポンジづくり、おすすめです!是非お試しください(^^)

関連記事

ヘチマスポンジのストックが切れた時に、「びわこふきん」を購入したのですが、こちらもとってもオススメです。環境にやさしく、お手入れも簡単。着色もきれいに落ちるので、昨年買ったものを現在も、ヘチマスポンジと併用しています(^^)

ofukuwake-life.hatenablog.com